STEP
ACROSS
THE BORDER


このようなメッセージの持つ社会的な機能は2つ。
(1)はじめから同じ見解を持っている人々に対しては、「同意」の符牒。そう、単なる合図なんです。「私もそうなんだ!」って!いつまでもやってればよろしい。
(2)そうでない人々にとっては、なんかいやーな感じが伝わるかもしれない。気持ちがげんなりするかもしれない。げんなりするのはもちろん「有事立法」とかのせいではなくて、この文章自体。こんなものは単に流れ去っていく風景であっていいと思う。こんな愚鈍な言葉たちは、書き留めるほどの価値もない。
断るまでもないけど、いずれの場合も、誰も一行も読みません。ご心配なく。
もっとも、そもそもあなたははじめから同じ見解を持っているであろうと推定される相手、「身元」の判明した相手にしか、この文章を送りつけていないのだから、確かに大して「害」はありませんね。もちろんかけらも「益」もありませんが。
ちなみに「表明」される「意思」は「意思」であって「意志」ではありませんね。