前・
次
STEP
ACROSS
THE BORDER
でも**さん、最後にあなたに感謝しなければいけない。
毎日、どんよりと死にたいくらい落ち込んでいました。それは「病気」の症状だからしょうがないけど、おかげで、怒りのあまり、元気が出ました。
あまりにも情けない文章を読むと、ほとんど、涙が出ます。
これらの愚かな言葉たちは、現実に生起している問題、言いたければ「殺し」とか「争い」とか、とは何の接点も持たない平面に属しています。現実が実際にどのように構成されているかという存在論の平面にはほとんど何の関心も払われてなくって、もっぱらこの「おぞましいこの現実」をどのように解釈したら楽になれるだろうか?という認識論、というかもっとむき出しの「欲望」が前面に出てしまっているから、とてもあさましく感じられるのです。
あなたは、たった今「許せない」と言いました。これまでの何十年間かの人生の中で、「許せない」ことはいったいいくつくらいありましたか?それでも別に死なずに生きてきているのは、その一つ一つの「許せないこと」は、実は大して「許せな」くもなかったからなんじゃないんですか?別に死ぬほど苦しめ、とは言ってません。生きていることは、いいことじゃないですか?
前・
次