一年で一番寒い朝(2)
たしかに、「生きてるだけでいい」ってすごいね。

一日5、6回、おしっこで濡れたタオルと新聞紙を取り替え、ミルクと流動食を1回ずつ、点滴1回、抗生剤ミルクに混ぜて1回、汚れた口のまわりや、お尻をウェットティッシュでふきとる、身体が冷えかけてるから、お湯をわかしてペットボトルに入れ古い靴下に入れて傍に置く、それから洗面器でタオルを手洗いして、・・と、そんな仕事を「いそいそと」こなしている私。

明日から、この仕事がなくなってしまったら・・?は、考えないことにしている。ジェリーが生きてる間は、「それ以外」のすべては、ペンディング。授業も会議もうわの空だ、ま、それはいつものことだけど、今も会議中、誰かがほえてるぞ?

ずいぶん、「遠く」まで来てしまった気がするよ。もう、「人間」の世界には戻れないのかもね?それでもこうやって、しゃべりたい!聞いてほしい、んだから、まだ未練があるんだ。だから、聞いてね!

ドアを開けて「ジェリー!」って呼び掛ける。もちろん返事はない。明かりを点けて小屋の扉を開けて背中に手を当てる。暖かさが伝わってくる!ここまでの数十秒、私は呼吸をしていないかも?

そんな風にして一週間を生きてきた。もうすぐ終わりになることは、わかってるんだけどね。でも、今日もきっと生きている!って、思ってる。

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