第3問
琉球大学(理系)2009、第3問
- 問1
部分積分、
により、
- 問2
f(x)=xlogxとおくと、
であるから、x≧e-1で、f(x)は単調増加、
したがって、x≧1で、f(x)は単調増加、
よって、k=1,2,3,・・・、に対して、
すなわち、
・・・(1)
・・・(2)
(1)より、
(2)より、
ここで右辺に、m=k+1なる変数変換をほどこすと、
であるから、
ふたたび変数をkに戻し、
よって、示された。
- 問3
とおくと、
問2の結果より、
ここで、
であるから、「はさみうちの原理」より、
したがって、
第2問
琉球大学(理系)2009、第2問
- 問1
以下のような置換積分によって、
ここで、
0<a<1だから、
したがって、
に対して、|cosθ|=cosθ
- 問2
ここでは、πa/2=tなる変数変換をほどこし、
を用いた。
- 問3
上と同様の置換積分により、自然数nに対して、
ここで、
のグラフを描いてみると、
は、以下の色を付けた部分の面積である。
nが偶数のとき(n=10) | nが奇数のとき(n=11) |
 |  |
ところで、
であるから、下図の色を付けた部分の面積は、1であり、
曲線
下の面積
は、nが偶数であるか奇数であるかにかかわらず、n×1であることがわかる。
よって、